笹川汎アジア基金は、1992年に「笹川南東アジア協力基金」として笹川平和財団内に設置され、ASEANへの加盟を控えたカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム(CLMV) の4カ国への支援を中心に、交流事業を通じた日本との関係強化と経済分野における人材育成を重点とした活動を行ってきました。ASEAN+3、さらには東アジア共同体というASEANを超える地域枠組みの議論が進められるなか、当基金は2002年に対象地域をCLMVの4ヶ国を含む東南アジア地域から、北東アジア、南アジア、中央アジアを含む地域に拡大し、基金の名称を「笹川汎アジア基金」と改め、「発展と域内協力」を目的に、人物交流、人材育成、政策研究などの分野での活動を行ってきました。
現在、アジア諸国の国際関係は大きく変動しています。中国とインドが大きな影響力を持ちつつあるとともに、グローバリゼーションも急速に進展しています。こうした世界的、地域的な秩序の変容に対し、アジアの域内協力と地域統合を推進するには、多様な領域において新しいアジアの将来を担う人物の育成と交流、対話の促進が求められます。
相互理解の更なる促進
アジア諸国のオピニオンリーダーおよび次世代を担う専門家や実務家、さらにジャーナリスト等との交流を促進することで、日本とアジア諸国との間の理解増進、人的ネットワークの構築を図り、日本とアジア諸国との協力関係の深化を目指す。
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