2013年
事業
国交回復からこれまでの40年間の日中関係について、民間交流に焦点をあててまとめようという事業です。
事業実施者 | 笹川平和財団 中国社会文献出版社 | 年数 | 1年継続事業の1年目(1/1) |
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形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 8,711,090円 |
2014年3月25日『日中関係史1972-2012 Ⅳ 民間』(東京大学出版会)が刊行されました。
◆日中交流三十年の総括と日中関係四十年史
本事業に先駆けて、2007年から2008年にかけて『日中交流三十年の総括』事業を実施しました。1978年から2008年までの30年間におよぶ日中関係史を、中国側の視点から政治、経済、文化の三分野でまとめ、中国で『中日友好交流三十年(1978~2008)』(中国社会科学文献出版社、2008年、中国語)を刊行。つづけて日本でも『中日関係史1978-2008』(東京大学出版会、2008年、日本語)として刊行し、中国の学者が考えていることが日本語でもわかるように、両国で研究成果を発表しました。
『日中交流三十年の総括』事業を受けて、2009年より2012年まで『日中関係40年史』事業を実施しました。この事業では、政治、経済、文化の三テーマを日本側の視点からまとめ『日中関係史 1972-2012』を刊行しました。さらに翌年、2013年度事業として民間交流に特化した四冊目を準備、2014年3月に刊行しました。
◆『日中関係史1972-2012 Ⅳ 民間』の内容
日中関係発展の井戸を堀った世代の貴重な証言を手がかりに、尖閣問題、歴史認識、防空識別圏などでゆれる日中関係をときほぐし、インターネット、アニメ、観光、国際結婚など身近な視点から日中関係を見つめなおし、国交正常化以来の40年を総括する。
◆編者
園田茂人:東京大学大学院情報学環・東洋文化研究所教授
◆目次と執筆者
目次と執筆者はこちらのリンクをご参照ください。
◆日中関係史第4巻が刊行/夏にも北京で出版発表会『日本財団ブログ』へリンク
・・・・・・日中国交40周年を記念した「日中関係史1972-2012」の第4巻「民間」がこのほど刊行、東大出版会から出版された。事業を進める笹川平和財団・日中友好基金室では一昨年9月に出版された「政治」、「経済」、「社会・文化」3巻と合わせ、夏にも中国語訳の出版発表会を北京で行う予定。
当初、全3巻の予定だったが、3巻の発行直後に日本政府による尖閣諸島国有化をめぐる日中対立が激化、反日デモなど両国関係が極端に悪化する「2012年問題」が起きたことなどから新たに第4巻を編集することになった。・・・・・・続きはリンク先へ。
『日中関係史1972-2012』全四巻の中国語版刊行発表会を北京で開催しました。
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刊行された『日中関係史1972-2012』の中国語版(中国社会科学文献出版社、2014年) |