日米同盟の在り方研究

第2回 中国『海警法』の問題点と日本の対応

2021年1月23日に中国『海警法』が成立し、同2月1日から施行されました。日本の報道には、中国海警局に武器使用の権限が付与されたことに注目するものや、中国が、国際法として認められていない様々な措置の根拠として国内法を定めるなどの措置を行っているといったものがあります。しかし、『海警法』の何が問題なのかについて明確な回答が示されているとは言えません。また、日本がいかに対応すべきかについての議論も始まったばかりです。本公開フォーラムは、運用の視点と国際法の視点から『海警法』を分析し、その問題点と日本の対応について議論を行いました。

第1回 統合防空ミサイル防衛構想の中のイージス・アショア代替案

日本政府は、イージス・アショアの代替案としてイージスシステム搭載艦を建造し、海上自衛隊が運用することを2020年12月18日の閣議で決定しました。しかし、イージスシステム搭載艦をどのような艦艇とするのかは決定されていません。艦艇を建造するためには先に運用構想が示されなければならず、統合防空ミサイル防衛構想の中でイージスシステム搭載艦がどのように位置付けられるのかが明確にされなければなりません。イージス・アショア代替案が決定されたのを機として、イージスシステム搭載艦の在り方を含め、改めて日本の弾道ミサイル防衛を議論しました。

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