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第1回やしの実大学報告書

開会の辞
石垣繁実行委員長

みなさん、実行委員会を代表しまして一言ご挨拶申し上げます。
この度は、笹川島嶼国基金「島を語る会」の助成を得まして、第一回やしの実大学in八重山を開催するに際しまして、大濱石垣市長を始め、多くの方にご参加いただきまして誠にありがとうございます。
本日は「島のアイデンティティを求めてー島社会の考古学」テーマに環太平洋に散在する島嶼国の島社会について、国内外の学者の方々が研究成果 を発表し合う八重山では初の国際学会であります。会はプログラムに従って進行しますが、ご参加のみなさまのご協力をいただき、実りある学会にしたいと考えております。みなさまの積極的なご参加をお願いしまして、私のご挨拶とさせていただきます。

ボカレン

おはようございます。私の島の言葉で「おはようございます」と言わせていただきました。大濱石垣市長様、また今日お集まりいただきました石垣島のみなさま、第一回のやしの実大学in八重山にようこそいらっしゃいました。本日、私たちは、八重山ならびに海洋アジア、太平洋の歴史、考古学を通 じた先史時代の歴史、そして私の島の歴史について学んでいただきたいと思います。講師のみなさまたちは、遠くハワイ、ニウエ、サモア、パプア・ニューギニア、オーストラリア、そしてヤマトの各国から来ていただきました。八重山の方々がこれまでたいへん暖かく迎えてくれまして、竹富島、八重山高校などへ意義深い訪問をさせていただきましたことを、たいへん感謝しております。どうもありがとうございました。

大濱永照石垣市長

本日は、太平洋の島々から大学の先生あるいは高校の先生方をお迎えすることが出来まして、全市民とともにみなさんのご来島を心より歓迎申し上げます。そして、この石垣島、八重山をみなさまにご紹介できることをこの上ない喜びと思っています。太平洋には本当にたくさんの島々がありますが、そのひとつがこの石垣島であります。また、私たちも太平洋の島々に暮らす人間の一員でありまして、そのような意味でこのやしの実大学、みなさん方の、太平洋の国々と島々と八重山との考古学的、あるいは人類学的な研究発表が石垣市で開催されますことを、心から歓迎を申し上げるしだいであります。島のアイデンティティとは何かということを含めて、やしの実大学が大きく太平洋の研究の発展に寄与されますことを心から念願をしております。
どうぞ、開催中、大きな成果を修めることが出来ますように重ねて念願いたします。

篠遠喜彦(しのとうよしひこ)
ビショップ博物館・人類学部上席特別 研究員。1924年、東京生まれ。ハワイ大学人類学部卒業。以後、約40年以上に渡り、ポリネシアの考古学調査、研究に従事。遺跡の復原、若手人材の教育にも尽力を傾ける。著書「楽園考古学」平凡社など。

高宮廣衛(たかみやひろえ)
沖縄国際大学教授。1926年生まれ。カリフォルニアUCLA文理学部人類学・社会学科卒業。沖縄諸島における縄文土器の研究、考古学の土器研究の基礎を構築した。著書「沖縄縄文土器研究序説」、「沖縄の先史遺跡と文化」など。

片山一道(かたやまかずみち)
京都大学霊長類研究所教授。1945年生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。自然人類学を中心にポリネシアの人々の研究を行うが、その研究分野は考古学から民族学にも広がる。著書「南太平洋孤島の人類史-マンガイア物語」など。

「第1回やしの実大学報告書」(1998年4月)
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