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第1回やしの実大学報告書

はじめに
石垣繁実行委員長

琉球列島、日本列島を含む広大な汎太平洋地域には多くの人々が住んでいます。これら太平洋に生きる人々は、海の恵とともに生き、海洋民として島々を航海し、豊かな歴史、文化、自然を育んできました。 ところで、太平洋の時代といわれる今世紀において私たちは、太平洋に散在する島嶼国のことをどれほどしっているでしょうか。
このたびの「第1回やしの実大学in八重山」は、島のアイデンティティを求めて~島社会の考古学~をテーマに、考古学者、太平洋の現場教師を迎え、日本の最南端の太平洋の島、八重山諸島で開設された公開講座であります。太平洋島嶼国の人々を交えての公開講座は、私たちにとって初めての経験であり、画期的なできごとでありました。私たちは、この「やしの実大学」で、太平洋に散在する島嶼国でも私たちと同じく、自らの歴史、文化を自らの手で掘り起こしていることに共感をおぼえました。そして、沖繩文化を学際的、国際的立場から一層求めるためには、環太平洋的視点が必要不可欠なものだと確認いたしました。
結びになりましたが、今回講演に当たられた篠遠喜彦博士、高宮廣衛教授、片山一道教授、遠く太平洋の島からお目見えのパネリスト、メルチョール・ボカレン氏、ジャネット・イキモト氏、ヘレン・タニエラ氏、マックス・クワンチ博士、そして八重山の阿利直治氏、大濱永亘氏、そして関係者各位 に感謝申し上げます。願わくは、本報告書が太平洋島嶼国を理解する一助になれば幸いです。

「第1回やしの実大学報告書」(1998年4月)
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