No.0049

2017年10月02日

多民族多文化が共生 大都市ジャカルタ 若き州知事の挑戦 アニス・バスウェダン氏インタビュー

インドネシアの首都であり1千万が住む世界有数の大都市ジャカルタ。2017年10月、新たにジャカルタ州知事に就任するアニス・バスウェダン氏にお話を伺いました。バスウェダン氏は、38歳の時にインドネシア史上最年少の大学長に就任。その後、ジョコ・ウィドド現政権において2014〜16年の約2年間にわたり教育文化大臣を務めました。姉妹都市である東京との協力関係の緊密化への願いや、ジャカルタ州知事として、様々な課題にどう立ち向かっていくのかなどについて、希望と抱負を語っていただきました。

インタビュー要約:

-姉妹都市である東京とジャカルタの今後の展望について、ご意見をお聞かせください。

東京は次のオリンピックの、そしてジャカルタは2018年のアジア競技大会のホスト国です。また、ともに国内最大の人口を抱える大都市で、似たような課題を抱えていると思います。協力の可能性は非常に大きく、経済はもちろん、文化・教育・市民交流など人と人をつなぐ協力事業の促進にも力を入れたいと思います。今まで築いてきた長期に渡る友好関係を、確実に未来へつなげていく所存です。

-今回の訪問中に小池東京都知事にお会いになりました。印象をお聞かせいただけますか?

非常にポジティブな会談でした。小池知事はとても賢い方ですね。私たちの課題についても良くご存知で、東京の課題とリンクして理解されていました。環境問題のことやインフラのこと、また教育に関しての話をしました。知事は東京にグローバルな視点を持ち込もうとしているのだと感じました。また、東京の将来を長期的に見据える「先見の明のある方」だと思います。小池知事と良好な協力関係を築いてゆくことを期待しています。

-笹川平和財団で講演していだだきます。どのようなお話をされる予定ですか?

選挙キャンペーン中の経験やジャカルタの今後の計画などの話をします。ジャカルタの直面している一番の課題は、都市部に住む人々全員に平等な機会を用意するということです。都市部の格差は非常に大きくなっています。この1千万人都市において、貧困生活をしている人々が300万人を下回らない状況です。また、教育分野でも大きな課題が山積みです。ジャカルタ市北部では、若者の半数が高校を卒業できておらず、インドネシアの首都として憂える事態となっています。私たちのキャッチフレーズは「進歩した都市と幸せな市民」です。ですから、直近の課題として、不平等と貧困の問題に取り組み、インフラの開発をさらに進める予定です。東京とジャカルタの協力の可能性についても聴衆の方々とシェアしたいと思っています。

-笹川平和財団は非営利の民間組織ですが、今後、我々にどのような役割を期待されますか?

ジャカルタと東京、インドネシアと日本の間で、架け橋となって、双方の協力を後押ししていただきたいです。ジャカルタと東京はすでに姉妹都市ですが、私たちはもっと協力していく必要があります。教育・社会・文化の分野において、笹川平和財団はいろいろな問題解決を促進できると思います。笹川平和財団のような組織が素晴らしいプラットフォームとなり、将来の協力を促進することを願っています。今後さらに交流を深めて、日本とインドネシア間の共同事業を沢山作っていきたいですね。

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以下の映像で、アニス・バスウェダン氏のインタビュー全編をご覧ください!

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