No.0046

2017年04月13日

女性が働きやすい社会のために 日米議員交流で来日 ダイアナ・デゲット米国連邦下院議員インタビュー

日本と米国の議員交流促進のためのプログラムで、2017年2月に、超党派の米国連邦下院議員8名が訪日した際、議員団共同議長の一人であるダイアナ・デゲット議員にインタビューしました。政治家として20年以上活躍を続けるデゲット議員は日本生まれ。日本への親近感溢れる様子が印象的でした。女性の社会進出の現状や日米交流の意義についてお話をうかがいました。

インタビュー要約:

―日本で会った女性達の印象はいかがでしたか? アメリカと比較して何か違いはありますか?

ビジネスや政治の分野で成功するには、女性はとても強くあらねばなりません。日本社会でトップに立っている女性たちに会いましたが、皆、明確なビジョンを持っていました。日本社会はとても伝統を重んじるので、それを打破するには、たゆまぬ努力が必要です。私たちの国でも同じような課題は多く見られます。日本では子供を産む際に取れる産休が、米国では連邦レベルで認知されていません。そして連邦議会の女性議員の数はまだ20%にも満たないのです。私たちも日本女性と同じような課題に直面しています。

―安倍首相は女性のエンパワーメントを重視しています。

女性が労働力になるようしっかりと組み込むことが非常に大切です。この国の少子高齢化を考慮に入れればなおさらです。いわゆる「ウーマノミクス」を成功させるには、行き届いた育児支援制度と高齢者支援制度が必須です。伝統的に日本では、女性が家族をケアし支えてきました。ですから、しっかりとした支援制度を作らないと、女性が幹部レベルの仕事を引き受けたくても叶わないことになります。

―連邦議員になられる過程で、困難や苦難があったことと思いますが、それらを乗り越える秘訣は?

第1に、とても協力的な配偶者でしょうか。ロースクール時代に出逢った夫は、私の議員への立候補を強く後押ししてくれましたし、子育ても助けてくれました。夫の積極的な助けなしには、ここまで来ることは出来ませんでした。第2に、女性たちが自分自身の能力を信じることも大切です。「自分は出来るんだ」と強く思うことです。

―お生まれが東京の立川ということで、日本に何か特別な思いはありますか?

日本には個人的に強い思い入れがあります。何度も公式訪問していますが、プライベートでも日本に来ます。とても充実した気持ちになるのは、同僚を連れて来た際、彼らが私と同じぐらい日本を好きになる時です。それは私にとっても、とても満足ですし嬉しいことです。

―笹川平和財団は非営利の民間組織で、政治的な制約を受けることなく様々なプログラムを社会に提供しています。

SPFは、日本の国会議員やビジネス界と、米国の民主・共和両党の上下院議員などを繋ぐ、非常に大切な仲介役となっていると思います。私が超党派議員団を率いて訪日するたびに、議員団の中での党派を超えた連邦議員同士の繋がりも、日米関係も、より一層強くなっています。このような繋がりを持てる機会はとても貴重で、SPFのような政治的制約のない民間財団だからこそ実現出来るのだと思います。


*******************************


以下の映像で、ダイアナ・デゲット米国連邦下院議員のインタビュー全編をご覧ください!

続きを読む

過去の記事