No.0032

2016年05月20日

イラン国際シンポジウム「平和と持続可能な開発における女性の役割」 安倍昭恵氏インタビュー

5月9日、イランの首都テヘランにて、女性の社会進出をテーマとした国際シンポジウムをイラン政府シンクタンクとの共催により開催しました。イランからはかねてより交流を続けてきたモラベルディ女性・家庭環境担当副大統領閣下に講演をいただいたほか、日本からも各分野の有識者らに発表をいただき、意見交換を行いました。今回のSPFNOWでは、本シンポジウムで基調講演をいただいた社会貢献支援財団の安倍昭恵会長に初のイラン訪問、イランの女性の活躍などについてお話を伺いました。

インタビュー要約:

―このたびは初めてイランにご訪問されて、イランという国に対してどのような感想をお持ちになられたでしょうか。

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イランはイスラム教下において、女性の地位向上のため様々な取り組みをされている進歩的な国であると伺っていました。今回の訪問では本当に一部の方にしかお目にかかっておりませんが、お二人の女性副大統領をはじめ、女性省に勤める方々やサフラン会の方々などとても知的で素晴らしい活躍をされている女性たちと交流を持つことができました。日本からみるとイランの女性という存在はなかなかみえにくいところもあるのですが、実際にイランに訪れて様々な方からお話しを伺うと、社会のなかでしっかりと活躍されている女性たちがたくさんいることを改めて知ることができました。

―今回の国際シンポジウムの目的は、女性の社会進出をテーマにイランと日本が互いの経験から学び、協力して取り組む分野を確認することが目的でした。実際に様々な方々と交流をされてどのような感想をお持ちになられたでしょうか?

平和を築くこと、環境を守りながら、持続可能な開発を進め、発展を続けるということはどこの国にとっても最重要な課題のひとつであると考えています。 しかし、私は、真の平和や発展をもたらすためには、男性がつくりあげた国益を最優先する縦社会の考え方だけではなく、生命を産み繋いでいく女性たちが、男性がつくりあげた社会の枠組みを超えた横のつながりを作っていく、そのような役割を担うことが必要なのではないかと考えています。今回のシンポジウムにおいても、女性が活躍できる社会を確立することがとても重要であるということについて、イランの方々も同じ認識を持っているということを感じました。日本とイランは、文化的、宗教的には違いはあっても、女性の社会進出の重要性という考えのなかでは同じ認識を持ち一緒に考えていける国なのだということを改めて知ることができました。

―これから社会貢献支援財団としては、どのような活動を推進していくお考えでしょうか。

社会貢献支援財団の活動としては、これまで行ってきたように社会に貢献している方たちのなかでも、なかなか表に出てこない光が当たらないような方たちに光を当てていきます。 そのような方たちの実際の活動を紹介し、よりたくさんの人が知るようになることで、若い人たちやいろいろな方が影響を受けて、もしかしたら自分たちでも何かできるのではないか、もっと社会に貢献していきたい。と考える人がひとりでも多く出てきていただけることを目的としています。これからも国内のみならず、世界で活躍している方たちに目を向け、そのなかでもなかなかマスコミでは大きく取り上げてもらう機会がない方たち、それでも地道に活動をしている人たちを探し出していきたいと考えています。

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安倍昭恵氏のプロフィール

公益財団法人社会貢献支援財団会長(現職)。1962年東京生まれ。1987年第97代内閣総理大臣・安倍晋三氏と結婚。2012年神田にこだわりの食材を利用した居酒屋「UZU」を開店。その他、ミャンマーの寺子屋支援、コメ作り、女性のためのUZUの学校など教育や食の振興に力を入れている。

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