書籍

2010年発行:神々の開闢 The Beginning of Space

カテゴリー区分	書籍
発行	2010.05
著者/編者	笹川平和財団・笹川中東イスラム基金
金額	非売品
備考	高波荘太郎画伯の木版画と油絵の画集、観世英雄博士著作の「神々の開闢」 （本文の外国語訳：アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ロシア語、英語）

１．神々の開闢／THE BEGINNING OF SPACE

　『神々の開闢』は、日本の生活習慣や伝統文化を中東イスラム地域に紹介するために製作しました。
　本書は、古の時代より日本人が大切にしてきた「心のあり方」を平易な文体で深遠に表現しています。日本の伝統文化に造詣が深い観世英雄博士が本文を執筆、それらはアラビア語、ペルシア語、トルコ語、英語、ロシア語に翻訳されました。
　観世博士は「人々がその心の中にいつも抱き続ける強烈なイメージがこの世の現実となり、自らが刻印し続けた想念こそが時・空のスクリーンに投影されて自らの人生になる」と「想念の刻印」を解析しています。また、万物の霊長たる人類は自らの「心のあり方」を正し、開闢以来の大自然の素直で豊かな懐に回帰することを説いています。
　このほかに、日本の芸術を紹介するために、高波荘太郎画伯の協力を得て、木版画や油絵の図版を掲載しました。本書の出版を通じて、中東イスラム地域の人々の対日理解が一層深まることが期待されます。