事業紹介

2011年
事業

ミャンマーの産業分野における若手研究者育成

事業概要
本事業は、ミャンマーの市場経済体制の発展を支える経済専門家が不足しており、その育成が課題になっているという現状に鑑み、ミャンマー総合研究所への助成を通じて、同国のマクロ経済、産業構造、各種経済調査にかかわる経済分析専門家を養成することを目的とする。
実施計画
3年事業の最終年度である本年度は、以下の活動を実施する。
  • 調査研究(2011年4月~2012年2月、ヤンゴンなどミャンマー国内)
    研究員6名が3つの研究調査グループ(第1:マクロ分析、第2:第一次産業とサービス産業、第3:製造業)に分かれ、桐生稔 大阪産業大学教授、西澤信善 近畿大学教授、Myat Thein 元ミャンマー経済大学学長らの指導を受け、担当分野の調査研究を行う。初年度には、テーマの精緻化、研究手法の確定、情報収集などを行い、2年目はインタビュー調査とアンケート調査を実施した。本年度は調査研究活動の集大成を行い、最終報告書にまとめる。
  • 成果報告会の開催(2012年3月、ヤンゴン)
    上述の研究員6名が研究成果の発表を行う。報告会は公開し、ミャンマー国内の経済研究者、産業界、日系企業、国際機関などからの参加を募る。
  • 研究員支援活動(業務委託先:MMRD - ミャンマー市場調査開発機関)
    ミャンマーで円滑な研究調査を実施するために、関連業務をMMRDに委託する。
事業成果
研究指導会の様子

研究指導会の様子

本事業は、2009年度から2011年度の間、ミャンマーの若手研究者6名に対し、様々な産業分野を研究する機会を提供し、経済専門家の育成を目指してきました。研究者6名がマクロ経済、貿易動向、縫製産業、中小企業の潜在性、精米産業、観光振興をテーマとして、日本やミャンマーの指導者により、論文の構成や章立て、論理構成など、詳細な指導が行われました。その後、2012年2月、ヤンゴンで研究報告会が開催され、「最終論文集」が発刊されました。

事業実施者 特定非営利活動法人ミャンマー総合研究所(日本) 年数 3年継続事業の3年目(3/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 13,767,157円