事業紹介

2010年
事業

インド国会議員団訪日交流/フェーズII

事業概要
インドは引き続き高い経済成長を維持して、世界の注目を浴びている。日本の産業界は、自動車産業はじめ多業種が本格的なインド進出の意欲を示し、経済面での日印交流は盛んになりつつある。2009年末に鳩山首相が訪印するなど、日本政界のインドへの関心も高まる中、政治家交流の拡大が求められている。本事業は、フェーズⅠに引き続き、インド産業連盟によるインド若手国会議員の訪日事業に助成し、将来の両国若手議員間の交流を通じて、日印の相互理解の深化を図るものである。
事業計画
3年継続事業の2年目にあたる本年度は以下の活動を実施する。 
  • 訪日議員団の人選
    インド国内の次世代リーダーである20代から40代を中心とする超党派の若手国会議員を、地域性などにも配慮した上で選抜する。人選は委託先のインド産業連盟(CII)が行う。
  • 訪日プログラムの実施
    本年度は、春と秋の2回に分けて訪日プログラムを実施する。プログラムの内容や視察先を詰めるにあたっては、委託先のCIIと事前に協議を行い、参加者のニーズに即したものとする。訪日中は、日本の国会議員との意見交換を中心に、官民の有識者との交流を幅広く行い、日印間の相互理解深化に努める。
  • インドにおけるPR活動とネットワークの維持・強化
    本事業を広くインド国内で周知するために、CIIの年次大会、同連盟のニューズレターやホームページなどを通じて、積極的に広報に努める。フェーズIで訪日した議員を含め、インド国会議員の中に人的ネットワークを構築し、その強化を図る。その一環として、訪日経験議員を集めてのレセプションなども行う。
  • 成果報告
    訪日の成果は、CIIの広報媒体を通じてインド国内に発信し、国会議員を含む様々な関係者と情報の共有化を図る。
実施内容
 
事業結果・成果
茶道会館でお茶会の体験をする一行

茶道会館でお茶会の体験をする一行

日本とインドの間に、より多角的な交流の場をつくり、相互協力を推進する基盤を形成するため、毎年インドから若手の国会議員を超党派で招へいしてきました。フェーズIと合わせ、本年で合計32名のインド国会議員が来日しました。

本年度は2011年2月6日から7日間、4名のインド国会議員団が訪日しました。東京では、与野党の議員と交流したほか、今回初めて東京都庁、日本商工会議所の日印経済委員会常設委員会を訪問し、都市防災と環境、日本の中小企業のインド進出問題などに関する議論を行いました。地方プログラムとしては、スズキ株式会社本社(静岡県浜松市)を訪問し、鈴木修取締役会長を表敬訪問して、活発な意見交換が行われました。また、広島では、原爆資料館などを視察するとともに、原爆犠牲者の慰霊碑に献花をしました。また、被爆者の方から直接体験談を伺いました。
 
東京都防災センターを視察する様子 

東京都防災センターを視察する様子 

 
ホテルニューオータニで開催された歓迎レセプション

ホテルニューオータニで開催された歓迎レセプション

 
2010年2月10日、スズキ株式会社本社を訪問した。写真中央、鈴木会長

2010年2月10日、スズキ株式会社本社を訪問した。写真中央、鈴木会長

 
広島の原爆ドームを訪れた一行

広島の原爆ドームを訪れた一行

事業実施者 インド産業連盟(インド) 年数 3年継続事業の2年目(2/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 3,372,956円