事業紹介

2011年
事業

中東の海洋安全保障の研究

事業実施者 笹川平和財団 財団法人 平和・安全保障研究所、財団法人 日本エネルギー経済研究所中東研究センター 年数 3年継続事業の2年目(2/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 21,970,225円
事業概要
本事業は、ペルシャ湾やソマリア沖の海洋安全保障にかかわる日本での理解を促進するために、安全保障分野の専門家と地域専門家が参加する研究会、セミナー、国際会議などを開催することを目的とする。
実施計画
  • ペルシア湾の安全保障専門家会議(関連業務は財団法人平和・安全保障研究所へ委託)
    • (1)研究会開催(年6回、東京):
      研究会では、ペルシア湾の安全保障に関し、すでに抽出された問題点の分析を進める。研究会委員には、前年度に引き続いて西原正/平和・安全保障研究所理事長、宮田律/静岡県立大学准教授、本多宏隆/日本製鋼顧問らに依頼する。
    • (2)国際会議開催(マスカット、参加者30名):
      日・米・湾岸諸国の安全保障専門家、政府関係者らが参加する国際会議を開催し(非公開)、研究成果の報告と議論を行う。
    • (3)研究成果の発表
  • ソマリア問題と紅海・アラビア海の安全保障研究(関連業務は財団法人日本エネルギー経済研究所・中東研究センターへ委託)
    • (1)研究会開催(2回):
      研究会では、ソマリア沖など紅海・アラビア海を含めた海洋安全保障の分野において、すでに抽出された課題や問題を進める。
    • (2)現地調査、情報収集、ネットワーク構築
      アラビア語情報を含め現地の情報を総合的に収集・分析する。
    • (3)ワークショップ開催(1回):
      中東の海洋問題にかかわる社会一般の理解を深めるために、公開ワークショップを開催する。
    • (4)ワーキングペーパーの出版
  • 中東海洋安全保障の調査研究など(自主部分)
    1.ペルシア湾専門家会議と2.ソマリア安全保障研究の相互交流を図る。また、海洋研究の内容を充実させるために、専門家を中東で開催される国際会議や研究会に派遣し、調査研究に必要な情報を継続的に収集する。
事業成果
本年度は、ペルシア湾の海洋安全保障について、東京で海洋安全保障の専門家や実務家による研究会を継続的に実施しました。オマーンの首都マスカットでは、日・米・欧州・湾岸地域からの専門家や外交官の参加を得て、国際会議「湾岸地域における日本の役割」を開催しました。ソマリア沖・アラビア海の海洋安全保障については、第2回ワークショップを東京で開催しました。
※ 本事業は笹川中東イスラム基金ガイドラインの変更により、本年度を以って終了しました。
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