事業紹介

2011年
事業

日本とトルコを海で結ぶ人物交流

事業実施者 国立大学法人 東京海洋大学 年数 2年継続事業の1年目(1/2)
形態 自主助成委託その他 事業費 7,771,162円
事業概要
本事業は、中東イスラム基金の重点支援対象国の一つであるトルコを対象として、国内唯一の包括的な海洋研究・教育機関である東京海洋大学が、トルコ5大学と、特に水産資源・海事分野に特定した人物交流を行うことを支援するものである。将来的には、本事業を契機として、トルコ以外の中東諸国と日本の海洋研究ネットワークの構築にも繋げていく。
実施計画
本年度は以下の活動を実施する。
  • 教員・学生招へい(2011年11月2~11日、10日間)
    トルコ5大学から教員各1名、学生各3名の計20名を、日本へ招へいし、以下の活動を行う。
    1) 参加学生の選考:
    東京海洋大学、トルコ5大学のそれぞれに選考委員会を設置し、本事業に参加する学生の選考を行う。学生は、シンポジウムのポスターセッションで発表する内容を提出し、英語のプレゼンテーション試験によって選抜される。
    2) 海洋実習(11月7~8日):
    東京海洋大学所有の練習船「神鷹丸」で、操船操作実習、相模湾での海洋観測実習を実施し、海洋観測結果のデータの解析を行う。
    3) 公開シンポジウムの開催(11月9~10日):
    東京海洋大学で、一般公開シンポジウム「海洋資源の有効利用と海事産業の将来」を開催し、両国の参加教員と大学院生が研究発表を行う。なお、学部生は研究ポスターを作成、掲示した上で、その内容について解説する。
    4) トルコ人学生のホームステイ:
    港区国際交流協会の協力を得て、トルコ人学生15名が一般家庭に宿泊する。
    5) その他、海上技術安全研究所、三井造船(株)等を見学する。
  • 東京海洋大学教員のトルコへの派遣(2012年1月、11日間)
    同大学水産学部の教員2名がトルコ5大学を訪問し、本年度事業のレビューを行うとともに、次年度事業の活動計画に関する打ち合わせを行う。併せて地方3大学(チャナッカレ大学、ムーラ大学、エーゲ大学)で、日本の水産業の理解促進のため「日本の漁業と養殖業」をテーマに講義を行う。
事業成果
本年度は、トルコ5大学から教員各1名、学生各3名の計20名を日本へ招へいし、公開シンポジウム等を開催しました。招へい者は、練習船での海洋観測実習、食品加工実習、築地市場や海上技術安全研究所の視察を通して、世界水準の日本の水産・海事技術の一端を学びました。また、ホームステイで日本の生活や文化に触れました。
(左より)ポスターセッションの様子、海洋フォーラムの様子 (ともに於 東京海洋大学)

(左より)ポスターセッションの様子、海洋フォーラムの様子 (ともに於 東京海洋大学)

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