事業紹介

2009年
事業

日本・中東の相互理解のための情報発信

事業実施者 笹川平和財団 年数 3年継続事業の1年目(1/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 34,266,528円
事業内容
日本で中東・イスラム諸国駐日外交団向けセミナー、中東専門家による中東情勢セミナーなどを開催するとともに、アラビア語のウェブサイトを開設、 相互理解を深めるための事業です。
  • 本格的なアラビア語サイトの構築は国内初、大きな意義が
アラビア語による日本情報発信サイト(www.alyaban.net)を立ち上げました。 このアラビア語サイトを通じて、日本のニュース、 ニュース解説、 日本人の考え方や意見などを情報発信しました。
日本では、 本格的なアラビア語サイトの構築は、 初めてのことです。 中東イスラム地域の人々は欧米メディア経由でしか日本に関する情報を入手するしかなかったためどうしてもバイアスが加わった情報になりがちでした。
中東イスラム地域の人々が日本の情報をアラビア語で直接入手できるようになったことは大きな意義があります。

  • 国内外で日本紹介セミナーを開催、対日理解を深める
国内外で日本紹介セミナーを開催しました。 駐日中東イスラム諸国外交団セミナーでは、 駐日中東イスラム諸国の外交官 (20名参加)に、 花岡信昭・拓殖大学大学院教授が国内政治の動向に関する講演を行い、 対日理解を深めることができました。
一方、 中東からも専門家を招へいし※、 中東情勢セミナーも開催しました。 イラク、 イランのホットな情勢やエジプトの社会生活に関するシンポジウムを開催し、 中東に関心のある専門家やジャーナリストの対中東理解に貢献しました。
また、 日本情報発信セミナーとして09年11月、 トルコのイスタンブール商工会議所で日本の観光業や経済について、 浜田健一郎・ANA総合研究所代表取締役社長、 井原健雄・北九州市立大学大学院教授が講演 (約80名参加)しました。
続いて、 トルクメニスタン国立大学でも、 両氏が日本の観光開発と戦後復興について講演 (約350名参加) するなど、 日本・中東イスラム諸国の間の相互理解が深まる情報発信を行いました。
※中東専門家招へい
  • アミン・バフティアール博士 (イラク共和国元大臣) 講演会
      「イラクの現状と今後の展望」 (09年12月9日)
  • サイード・ジャリリ博士(イラン国家安全保障最高評議会書記)講演会
      「イランの原子力利用の現状と課題」 (09年12月22日)
  • アリ ・ ラリジャニ 博士 (イランイスラム共和国国会議長) 講演会(2010年02月25日)
  • ユースフ・ハッサン氏講演会
      「映像を通じて見た現代エジプトの社会生活」 (2010年3月5日)
ページトップ