事業紹介

2011年
事業

307 健康な街づくり活動支援

事業概要
本事業は、日本や上海での地域再生や健康な街づくりの経験を活かし、熊本市の姉妹都市である中国の桂林市と周辺の農村地域を拠点として、健康な地域づくりに貢献できる担い手の育成に重点を置きながら、地域住民に対する保健教育の支援を行うものである。日中協働で健康な地域づくりの実践活動を展開する中で、健康ボランティアの育成、新しい健康観の導入、生活習慣の改善を通じて、住民参加型の健康な街づくりの普及を目指す。
実施計画
過去2年間の成果を踏まえ、健康ボランティア養成プログラムを受講した中国住民ボランティア、桂林市平山区地域医療センター、龍勝県公立中医院、広西医科大学などの医師、看護師と連携して、龍勝県の農村地域において保健、医療活動、健康教育活動を展開していく。具体的な実施方法として、3年計画の最終年度として下記の内容を実施する。
  • 専門家の派遣
    日本の専門家を年間5回、1回2名を桂林に派遣し、現地のボランティア代表、地元の保健衛生機関と連携して、農村部の桂林市龍勝県で防災知識や薬の使用方法などを含む衛生知識の宣伝や食生活と健康をテーマとする健康教育及び無料健康診断などの健康支援活動を実施する。
  • 総括会議の開催
    事業実施拠点となる熊本県、上海市、桂林市などの地域の健康ボランティア、健康衛生関係者及び関心のある近隣諸国の関係者4名程度を熊本県に招へいし、交流活動を実施する。さらに熊本県で総括会議を開催する。
事業成果
最終年度となる本年度は、地元行政部門や医療機関と連携して、拐江村で5回のボランティア診療活動を実施し、村の小学校保健室設置を支援する活動を行い、現地企業や日本企業に保健室備品の寄付を呼びかけました。また、2011年11月に熊本市で開催された東アジアヘルスプロモーション会議に桂林市のボランティアグループを招き、本事業の成果を発表しました。さらに、2012年2月に熊本大学の専門家や事業担当者が桂林市を訪れ、桂林市衛生部門・地域管理部門と健康ボランティア代表とで合同総括会議を開催し、事業の成果を地元行政・衛生・教育部門および住民に、会議とメディア等を通じて広く発信しました。
 
訪日研修では熊本県水俣市を訪問

訪日研修では熊本県水俣市を訪問

事業実施者 国立大学法人 熊本大学(日本) 年数 3年継続事業の3年目(3/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 4,014,110円
関連ページ

この事業は数年間にわたって実施された事業で、以下の関連ページがございます。

 

2009年 事業 285 健康な街づくり活動支援

 

2010年 事業 298 健康な街づくり活動支援

 

2011年 事業 307 健康な街づくり活動支援

 

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