事業紹介

2011年
事業

313 日中佐官級交流

事業概要
本事業は、日中両国の国防関係者のうち、次代を担う若手幹部・将校の相互理解を深めることを目的として、過去10年間続いた日中両国の現役佐官級幹部の相互訪問・研修事業(陸海空部隊や軍事関連教育施設の訪問、防衛政策の講習、要人表敬、文化と歴史に関する研修など)を向こう5年間継続する。
実施計画
本年度の活動内容は以下のとおり。
  • 相互訪問研修の準備・総括
    日本側と中国側の担当者が研修内容を検討する。来日と訪中前には参加者を対象に事前説明会を行う場を設けるほか、研修終了後には総括会議を開催し、研修報告書を作成する。
  • 訪中研修
    (1)参加者:自衛官を中心とした防衛関係者10名前後(一佐~三佐の幹部自衛官、副団長1名および事務官1名を含む)、有識者および財団関係者数名。
    (2)訪中日程:未定、10日間
    (3)視察先:中国国内の陸海空部隊、教育研究機関、民間企業、農村、学校、歴史史跡など。
    (4)経費:自衛隊訪中団の国内旅費および中国渡航費は防衛省が負担する。
  • 来日研修
    (1)参加者:中国人民解放軍佐官級18名前後(中国国際戦略学会、国防部関係者を含む)
    (2)来日日程:未定、10日間
    (3)視察先:防衛省、陸海空自衛隊関連施設、教育研究機関、民間企業、農村、歴史文化史跡など。
    (4)経費:訪日団の中国国内旅費、宿泊費、および合宿会議費は中国側が負担する。
事業成果
本年度は、2011年10月に中国人民解放軍将校20名が来日し、防衛大臣の表敬、陸海空自衛隊の視察、防衛省や陸自富士学校での意見交換、香川県知事の表敬や地方自治体との交流、企業や農業施設の視察、日本の政治経済に関する講習会の開催などを実施しました。
また、2012年2月に日本の佐官級自衛官10名が訪中し、北京、天津、青島、西安、福州、厦門で研修交流を実施しました。
一行は、梁光烈国防部長、馬暁天副総参謀長との意見交換、陸海空部隊の視察、中国国際戦略学会、厦門大学台湾問題研究院の訪問交流、福建省倪岳峰副省長、厦門市黄菱副市長の表敬訪問と意見交換などに参加しました。
 
海上自衛隊の基地を視察する訪日団

海上自衛隊の基地を視察する訪日団

事業実施者 笹川平和財団 中国国際戦略学会(中国) 年数 5年継続事業の1年目(1/5)
形態 自主助成委託その他 事業費 21,447,720円
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