事業紹介

2011年
事業

315 中国共産党地方中堅幹部招へい

事業概要
本事業は、中国共産党中央対外宣伝弁公室の傘下にある『人民中国』雑誌社との協力に基づき、中国各省・自治区の党中堅幹部（主に対外宣伝弁公室の責任者が対象）を日本に招聘し、日本理解を深める場を提供することを目的とする。
実施計画
本年度は、中国各省・自治区の共産党対外宣伝弁公室の責任者20名を日本に招へいし、1週間程度の日本体験の機会を提供し、参加者の日本理解を促進する。具体的な活動内容は以下に示すとおり。
  • 事前準備
    当財団職員と『人民中国』雑誌社関係者が訪日計画を策定する。また同社のネットワークを活用し、訪日交流団の人選と事前研修を行う。
  • 来日交流
    ・日本の中央および地方政府による広報活動に関する講習会を開催し、現場を視察する。
    ・日本の政財界や民間団体のリーダーと意見交換をする。
    ・報道機関を視察し、マスコミ関係者と意見交換をする。
    ・日本の行政機関、企業、民間団体、農村、教育、社会福祉機関などを視察し、関係者と交流する。
    ・史跡や文化施設を訪問し、日本社会全体に対する理解を深める。
『人民中国』雑誌社は、一連の訪日交流の内容や成果を、他のメディアの協力を得て広く報道し、事業成果の拡大を図る。交流内容の共同企画、参加者の人選、事前研修、出国手続き、訪日の旅行関連業務は、『人民中国』雑誌社に業務委託する。
実施内容
今年度は2011年7月25日（月）～8月1日（月）にかけて実施を予定。
訪日団の詳細は下記の通り。
※2011年7月22日現在（都合により変更することがあります）。
中国共産党地方中堅幹部訪日団名簿
団長陸　彩栄男性中国外文局副局長
団員徐　耀庭男性人民中国雑誌社社長
李　寅奎男性黒竜江省党宣伝部常務副部長
沈　明男性広西壮族自治区党宣伝部副部長
欧陽　蘇勤男性江西省党宣伝弁公室主任
謝　念男性貴州省党宣伝弁公室副主任
呉　静波女性雲南省党宣伝弁公室副巡視員
李　苓女性寧夏回族自治区党宣伝弁公室副巡視員
徐　発波男性江蘇省党宣伝弁公室副主任
楊　栄耀男性浙江省党宣伝弁公室副主任
鄭　明武男性安徽省党新聞弁公室副主任
牛　延涛男性山東省党宣伝弁公室副主任
石　剛男性天津市党宣伝弁公室主任
陶　俊培男性四川省党宣伝弁公室インターネット管理部副主任
耿　占坤男性青海省党宣伝弁公室調査研究員
蔡　淑鵬女性河南省党宣伝弁公室副主任
事務局孫　立成男性中国外文局人民中国雑誌社事業部主任
閻　震女性中国外文局国際合作部職員
謝　鵬男性中国外文局総編集室職員
林崇珍男性中国外文局チャイナネット特派記者
日程（案）
7/25（月） 午後： 東京に到着
福田康夫前総理と会見、意見交換
夜： 笹川平和財団主催歓迎夕食会
東京泊
7/26（火） 午前： 中国文化センター視察
昼： 笹川平和財団訪問
笹川日中友好基金笹川陽平運営委員長と意見交換会
午後： 企業視察
「日本企業のイメージ作り」をテーマに交流
夜： 中国大使館訪問・夕食会
 東京泊
7/27（水） 午前： 共同通信社訪問交流
午後： 神奈川新聞社、神奈川テレビ局訪問
「地方メディアの役割」をテーマに交流
夜： 神奈川新聞社主催夕食会
横浜泊
7/28（木） 午前： 神奈川県庁訪問
「地方自治体の広報活動」をテーマに交流
午後： 静岡テレビ訪問交流
静岡泊
7/29（金） 午前： 静岡新聞社訪問
「地方紙の役割」をテーマに交流
午後： 静岡県知事表敬訪問 終了後新幹線で京都へ移動
京都泊
7/30（土） 京都史跡視察（終了後奈良へ移動）
奈良泊
7/31（日） 午前： 唐招提寺、東大寺など視察
午後： 奈良県庁関係者と交流
夜： 笹川平和財団主催送別会
大阪泊
8/1（月） 午前： 大阪市内視察
午後： 関空より帰国
事業成果
本年度は、中国国家外文局と『人民中国』雑誌社の協力を得て、中国の14の省・自治区の共産党宣伝担当責任者を中心とする一行20名を2011年7月に日本に招きました。「地方政府の広報広聴活動」をメインテーマに、東京都、神奈川県、静岡県、京都府と奈良県を訪問し、首相経験者や、神奈川県知事、静岡県副知事、横浜市市長など政界と行政のリーダーと意見交換しました。このほかに、日本を代表する企業や、京都、奈良の史跡を訪問するなど、日本社会全般に対する理解を深めました。
訪日交流の内容は、協力先の『人民中国』誌はじめ、新華通信社および日中双方の新聞やテレビによって広く報道され、100社近くのネットサイトでも報道記事を転載しました。

事業実施者 笹川平和財団 『人民中国』雑誌社 年数 2年継続事業の1年目（1/2）
形態 自主助成委託その他 事業費 9,926,212円
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