【中国】海洋（基本）政策

• 全国海洋経済発展計画要綱（2008）に基づき、国家海洋事業発展第12次5カ年計画（2011-2015）を策定（2013）

「国家海洋事業発展12次5ヵ年計画（2011～2015）」は、「国家海洋事業発展計画綱要（2008年）」に基づき2013年1月に策定され、2013年4月に発表されています。新しい情勢を踏まえ、新しい時期の海洋事業発展に総合的な計画・配置を行った本計画では、2015年に海洋科学技術革新能力の大幅な向上を実現するとともに、2020年に海洋科学技術の独自革新能力及び産業化レベルの大幅な向上を実現するとしています。

また、海洋資源の科学的保護及び利用、海域使用管理の強化、海島の分類・分区管理の実施、海洋汚染防止抑制力の拡大、海洋生態系の保護及び修復力の拡大、海洋経済発展への指導及びサービスの強化、公海資源調査及び極地調査の強化、海洋科学技術の産業化の推進、海洋教育及び人材育成の強化など、15項目の主要任務を定めています。

本計画の策定及び実施は、中国共産党第十八次全国代表大会で示されている「海洋強国の建設」という戦略目標の具体的な実施、海洋事業の全面的発展、海洋開発、規制及び総合管理能力の向上、国家安全及び権益の保護、経済発展方式の転換の加速化、沿岸地域経済社会発展の促進、「小健社会（ゆとりのある社会）」の全面的建設などにおいて重要な意義があるとされています。

本計画でいう海洋事業とは、海洋資源、環境、生態、経済、権益及び安全等の面における総合管理及び公共サービス活動を指します。計画期間は、2011年から2015までで、2020年を展望します。具体的に18章から構成されており、海洋資源管理、海島の保護と開発、海洋生態系の保護と再生、及び海洋防災・減災、海洋権益の保護等の分野について述べられています。具体的な章別構成は、下記の通りです。

関連資料

• 中国・国家海洋事業発展12次5ヶ年計画（2011～2015）（PDF：547KB）

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