沿岸域総合管理教育

放送大学による沿岸域管理教育のオンライン授業の試行

オンライン授業試行の趣旨

放送大学では放送事業だけでなく、オンライン授業への展開を模索しています。オンライン化することで、放送枠という授業数の制限を超えて新たな授業を構築することが出来ます。これは、放送大学の受講生にとっても選択肢が広がるというメリットが生じます。そのためには、新たな導入技術、授業効果などについての具体の検討が必要であり、まずは、沿岸域総合管理の授業について試行的なプログラムを設定し、実際に配信、受講を含む実験を実施します。2014年度もしくは、2015年度中の実用化を目指しています。

一方、沿岸域管理教育に取り組む各大学においては、オンライン授業及び単位互換などの制度を活用することにより、担当教員の確保が難しい分野についても授業を実施することができるメリットがあります。このように、想定する新たなカリキュラムの採用が容易になることで、沿岸域管理教育の導入を促進することが期待されます。

授業のイメージ

授業は、1週間に1コマ、全2コマ分の講義を予定。1コマは、15分×3部構成程度の授業をオンライン配信(時間的な自由度は高い:配信にMoodleシステムを利用予定)、授業後、理解度確認テストを実施予定です。

第1回 総論:海洋の総合的管理とは 各論:日本の総合的管理の実践例
  • オープニング
  • 管理の一般論、海洋と人類のかかわり
  • 小テスト:管理の概念理解度チェック
  • 海の管理の歴史的展開、個別管理から海洋の総合的管理(ICM)へ
第2回 日本における総合的管理の展開
  • 海洋基本法制定以降の総合的管理の進展、沿岸域総合的管理の3類型
  • 首長主導型の総合的管理、公物管理者主導型の総合的管理
  • 非権力主体主導型の総合的管理、EEZ・大陸棚における新規立法の動き
  • まとめ
  • ディスカッション

大学と⾃治体の取組

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