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【海の論考 OPRI Perspectives】第17号「日本のバイオロギング研究」岩田高志

2021.02.26

笹川平和財団海洋政策研究所 (OPRI) では、OPRIの研究員を中心に海洋に係る国内外のさまざま動きを分析し発信する、海の論考「OPRI Perspectives」を発行しております。

第17号はOPRI研究員の岩田高志による論考「日本のバイオロギング研究」です。


要旨
近年海洋においては、気候変動対策、生物多様性保全、水産資源管理、ゴミ問題、水中騒音など解決しなければならない様々な課題に直面している。これらの課題を解決するための手法の一つとしてバイオロギングが挙げられる。バイオロギング(Bio-logging)とは、動物に装置を取り付け、彼らの生態や周囲の環境情報を記録する手法である。この名称は、2003年に東京で開催された第1回国際バイオロギングシンポジウムで作り出された日本発祥の言葉である。バイオロギングは「我々の視覚や認識の限界を超えた現場での野生生物や、それらの周辺環境の現象を調べるもの」と、そのシンポジウムにおいて定義された。本論考では、日本国内における海洋動物の観測プラットフォームとしての可能性、日本の研究者によるこれまでのバイオロギング研究の特徴、日本国内で実施されたバイオロギング研究が海洋の課題解決に貢献した実例を紹介し、最後にバイオロギング研究の今後の展望を示したい。


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