大陸棚資料集

大陸棚関係年表

大陸棚の概念は、1945年に米国のトルーマン大統領が、大陸棚の地下及び海底の天然資源に関する宣言(いわゆる大陸棚に関するトルーマン宣言)を出して以降、広く知られるようになりました。その後、1958年に第一次海洋法会議で大陸棚条約が採択され、大陸棚は、海岸に隣接する領海の外の水深200mまでの海底とその下、または水深がそれを超える場合には、天然資源の開発可能なところまでの海底とその下、と定義されました(第1条)。
その後、開発技術の急速な進歩により、大陸棚条約第1条を根拠として大陸棚の範囲を深海の海底にまで拡大しようとする沿岸国もあったため、開発途上国は深海底の減少を危惧したことから、第三次海洋法会議が開催されて、 国連海洋法条約が採択され、現在の第76条を中心とする大陸棚制度が作られました。条約の発効までには10年以上の年月を要し、1994年にようやく発効しました。大陸棚限界委員会は1997年より活動を開始しています。
この図は、トルーマン宣言以降の大陸棚をめぐる動きを年表化したものです。

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