大陸棚限界委員会に対する各国の申請状況

ガーナの申請(2009年)

2009年4月28日、ガーナは、国連事務総長を通じ、大陸棚限界委員会に対して申請を提出しました。ガーナが申請を提出したことは国連事務総長によって、全国連加盟国に通知され、申請のエグゼクティブ・サマリーが公表されました。その後、ナイジェリアが自国の見解を示す文書を提出しています。

エグゼクティブ・サマリーの中で、ガーナは、近隣諸国との間で重複する海域の主張があり、どの国とも海洋境界画定条約に署名していないが、この申請は、ガーナの近隣諸国であるトーゴ、ベナン、ナイジェリアおよびコートジボワールとの海洋境界画定に影響を与えない旨述べています。

ナイジェリアは、提出した文書の中で、大陸棚限界委員会の勧告がナイジェリアとガーナとの間の大陸棚の境界画定に影響を及ぼさない限りにおいて、委員会が勧告を出すことに異議を提起しない旨述べています。

ガーナの申請のエグゼクティブ・サマリー、各国が提出した文書は、下記サイトで閲覧することができます。

2009年7月~8月に開催された第24回大陸棚限界委員会において、ガーナはプレゼンテーションを行いました。その後、審査待ちの行列に並んでいましたが、2012年7月~8月に開催された第30回大陸棚限界委員会において、ガーナの申請を審査する小委員会が設置されました。


出典:米国商務省海洋大気庁地球物理センター(NGDC)提供のETOPO1 データ
Amante, C. and B. W. Eakins, ETOPO1 1 Arc-Minute Global Relief Model: Procedures, Data Sources and Analysis, National Geophysical Data Center, NESDIS, NOAA, U.S. Department of Commerce, Boulder, CO, August 2008.

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