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事業紹介
国連海洋法条約等の新海洋秩序及び海洋の持続可能な開発利用を目指す国際的取組の下で、 相互に密接な関連を有する海洋・沿岸域の諸問題に総合的かつ計画的に取り組むために、 次のような総合的な海洋政策及びそれを推進する具体的施策の策定・実施の推進に取り組んでいます。

Ⅰ. 海洋政策事業

海洋にまつわる諸問題の俯瞰的視座からの把握、自然科学・社会科学・人文科学を統合した科学的アプローチによる問題の分析、国際社会において政策決定者が参考としうる実現可能な政策としての提案、そして、政策実現に向けた環境整備の実行を進めて参ります。

Ⅱ. 太平洋島嶼国事業

1989年の「笹川太平洋島嶼国基金」の設立以来、太平洋地域の安定と島嶼国の繁栄に貢献することを目的に、種々の交流事業、人材育成事業など、様々な活動を実施してきました。 近年では、日本と歴史的なつながりが深く、地理的にもアジアと近い位置にあるミクロネシア地域に重点をおいた事業を行っています。特に、パラオ共和国政府とは2016年2月に笹川平和財団が日本財団とともに覚書を交わしており、海上保安の人材強化や環境配慮型ツーリズムの実現に係る事業を行うことで、同国政府を支援しております。 さらに、昨今の太平洋島嶼国における国際社会でのプレゼンス向上を踏まえ、新たな課題に対応した取り組みも行っております。

 
 

Ⅲ. 情報発信事業

国際的な海洋政策の立案に資するとともに、海への理解促進に貢献することを目指して、ウェブサイト、出版物、イベント等多様なツールにより、当研究所の調査研究や政策提案を踏まえた情報発信を行います。

Ⅳ. 海洋研究助成事業

海洋の生物種や生態、その機能などの海に関する新発見や、海洋での発見を支援する新しいデータや技術に関する研究開発を大規模に支援することで、それらの研究を強力に推進・イノベーション創出を促進します。その成果は、海洋の可視化・健全性評価の加速、海洋政策の採るべき方向性の提示に活用されます。

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