OPRIについて

ごあいさつ

シップ・アンド・オーシャン財団(通称海洋政策研究財団)は、2015年4月1日、笹川平和財団と合併し、海洋の総合的管理と持続可能な開発に取り組む笹川平和財団海洋政策研究所として、活動を開始しました。

海洋政策研究所の前身にあたる海洋政策研究財団は、海洋にかかわる技術の研究開発や人材育成などに取組み、2000年からは「人類と海洋の共生」を目指して海洋政策の研究、政策提言、情報発信などを行うシンクタンク活動を開始し、2007年の「新たな海洋立国の実現」を目的に掲げる海洋基本法の制定に貢献しました。

その後も、海洋ガバナンスに関する国際的な会議や議論に積極的に参画するとともに、海洋基本法が定める12の基本的施策の具体化、実施の促進のためにシンクタンク活動を展開してきました。

さて、海洋は、地球の表面の7割を占める人類の共同の財産であり、その生存基盤です。海の問題を日本一国だけで考えていては不十分です。今世界が注目している気候変化・変動による海洋の温暖化・海洋酸性化、漁業資源の減少と持続可能な利用、生物多様性の保全・管理、海底資源の開発、北極のガバナンス、小島嶼国の島と周辺海域の保全と管理、沿岸域の総合的管理、航行の自由と安全保障、海洋教育と人材の育成などの問題にグローバルな視野をもって取組み、国際的な場で議論し、その解決に向けて取り組んでいく必要があります。

海洋政策研究所は、新笹川平和財団がミッションとして掲げる「新たな海洋ガバナンスの確立」に向けて、海洋政策研究財団から継承したその活動、人材と知見、ネットワークをますます充実発展させてこれらの問題に取り組み、海洋のシンク・アンド・ドゥー・タンクとして海洋に関する研究・提言・情報発信・実施推進及びネットワーク拡大に努めてまいります。海に関心を有し、志を同じくする皆様とのコラボレーション(協働)の進展を心より願っております。

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