2015.06.26
5月15日から6月1日の間、都立産業技術高専「ものづくり教室」講師であり、また株式会社 続 取締役社長の武田三夫氏をモンゴルの工業技術大学(IET)に派遣しました。武田氏は、IETの「高専モデルクラス」の学生に日本の優れた木工技術を紹介し、実習教育を行いました。この授業を参観したIETの教員は、自らも日本の技術を学び、効果的な教授法について理解を深めました。
モンゴルにおける木工技術の現状を考えて、武田氏は「のみ」や「かんな」「差し金」「墨壺」「砥石」など、日本式工具をモンゴルへ持参しました。学生達は、「のみ」の研ぎ方や、木材の寸法の取り方、溝切り加工など、道具の使い方や木工技術を一から学び、実習教育の成果として、学生全員が力を合わせて頑丈な本棚を完成させました。