2017年11月30日

第7巻1号

北方領土問題についてロシアの主張を分析した「北方四島をめぐるロシアの領有権主張について」、島嶼領土問題と国際裁判との関係を論じる「日本の領土関連問題と国際裁判対応」、韓国の竹島領有主張の推移を分析し領有根拠を論じた「竹島問題に関する日韓領国政府の見解の交換について(上)」を掲載。 また、歴史的観点から島嶼問題をとらえた「尖閣問題の原点としての沖縄返還-蒋介石が東アジアに残した禍根-」「ヨーロッパに流布した幕府の琉球領有宣言」を掲載した。「中国の海上民兵と国際法」では尖閣諸島周辺海域で跋扈する海上民兵の国際法上の地位を分析。さらに、中国による南シナ海ベンハム海嶺の海洋調査、黒海における境界画定問題の判例紹介などを取り上げている。

目次


1 論説


北方四島をめぐるロシアの領有権主張について試し読みする(PDF)
塚本 孝


日本の領土関連問題と国際裁判対応試し読みする(PDF)
中谷 和弘


竹島問題に関する日韓両国政府の見解の交換について(上)試し読みする(PDF)
藤井 賢二



2 インサイト


尖閣問題の原点としての沖縄返還―蒋介石が東アジアに遺した禍根― 試し読みする(PDF)
千葉 明


ヨーロッパに流布した幕府の琉球領有宣言試し読みする(PDF)
いしゐ のぞむ


中国の海上民兵と国際法試し読みする(PDF)
ジェームズ・クラスカ
マイケル・モンティ


延長大陸棚上での第三国による海洋の科学的調査
―中国によるベンハム海嶺での事例を中心に―試し読みする(PDF)
下山 憲二




3 島嶼問題コラム


国際判例紹介(11)
黒海海洋境界画定事件(ルーマニア対ウクライナ)
( 2009 年2 月3 日国際司法裁判所判決)試し読みする(PDF)
山本 慎一





編集後記

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