【開催報告】第6回イラン短期研修(2024年2月)
アジア・イスラム事業グループでは、イラン外務省付属の大学院大学である国際関係学院(School of International Relations、以下SIR)との共催で、日本人大学生のイラン短期研修を実施しています。2024年2月10日~2月22日の現地10泊の日程で、公募で選抜された9名の学生が、テヘラン、エスファハーン、ヴァルザネ、カーシャーンでの4都市のプログラムに参加しました。
笹川平和財団(東京都港区 田中伸男会長)は、2017年11月の第31回東南アジア諸国連合(ASEAN)サミットにて各国首脳により署名された「移住労働者の権利の保護と伸長に関する宣言(コンセンサス)」を受けて、インドネシアを拠点にASEAN域内の人権問題に関してアドボカシー活動を行うHuman Rights Working Group(HRWG)への支援を通じて、域内の市民社会からの情報に基づいた提言の取りまとめなどの活動を行っています。その一環として、2018年度の夏にコンセンサスに示されている移住労働者の権利について各国ではどのような現状にあるのか、またコンセンサスがどのような問題を見落としているのかを明らかにするためベースライン調査を実施しました。今回、このベースライン調査を書籍の形に取りまとめ、「Migrant Workers' Rights in ASEAN Region: A Baseline Study」として一般公開しました。2019年1月末にはインドネシア・ジャカルタで、3月上旬にはマレーシア・クアラルンプールで記念イベントを開催し、調査報告および政策担当者との対話を実施する予定です。
なお、「Migrant Workers' Rights in ASEAN Region: A Baseline Study」はHRWGのウェブサイトからダウンロードいただけます。