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本日、太平洋の島々から、多数の指導者の方々をお迎えし、笹川平和財団主催の太平洋島嶼国会議がかくも盛大に開催されるに至ったことを心よりお祝い申し上げます。21世紀は太平洋の時代と言われますが、その中にあって太平洋島嶼地域は、政治、経済、文化の各分野にわたり大きな可能性を秘めており、近年とみに、世界の注目を集めています。この地域の発展を担う指導者の方々が、同じ太平洋の島国である我が国に一堂に会して、自由に意見交換を行い、交流を深められる機会を持たれたということは、誠に時宣に適ったことと申せましょう。我が国は、従来よりアジア太平洋地域の一員として、太平洋島嶼地域との友好協力関係を強化し、この地域の平和と繁栄に資することを基本方針として、政治対話の促進、政府開発援助の強化、文化・人物交流の促進を含む相互交流、理解の進展のための種々の努力を払ってまいりました。また、我が国は現在、「世界に貢献する日本」建設をめざして「国際協力構想」を推進中でありますが、上記構想に基づき、今後とも、引き続き、太平洋地域の平和と繁栄に努力して行く所存であります。
しかしながら、国民レベルで相互理解を深め、永続的な友好、信頼関係を築いてゆくためには、こうした政府間の協力、交流のみならず、各界、各レベルにおける多様な協力、友好関係の推進が必要です。その意味で、今回、民間機関である笹川平和財団の手により、このような会議がもたれることは、真に意義あることと言え、同財団のイニシアティブに敬意を表すものであります。
太平洋島嶼地域においては、多様な文化、歴史、経済、社会を背景にさまざまな問題と課題が累積しています。この会議においてこれらの課題が真摯に討議され、太平洋地域の将来の繁栄のために、如何なる対応が可能かについて貴重な提言や意見が生まれると同時に、この会議が実りある相互理解の場となることを期待してやみません。
最後に、本会議の御成功と、御出席の皆様の御健康と御多幸を祈りつつ、私の祝辞とさせて戴きます。
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