事業紹介

2014年
事業

ミャンマー組織マネジメント向上

事業概要
本事業は、ミャンマー行政機関の幹部に対し、組織マネージメント力を向上させるための研修を通じて、日本をはじめアジア各国の知識や経験を学ぶ機会を提供し、同国の発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
事業活動
事業実施者 笹川平和財団 ミャンマー連邦公務院(ミャンマー)、公益財団法人太平洋人材交流センター 年数 3年継続事業の3年目(3/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 21,948,853円
ミャンマーの中級公務員を対象とした組織マネジメント向上研修を行いました
本事業は、ミャンマー行政機関の幹部に対し、組織マネージメント力を向上させるための研修を通じて、日本をはじめアジア各国の知識や経験を学ぶ機会を提供し、同国の発展に寄与する人材を育成することを目的としています。 2014年7月1日から4日間の日程で、バガン(ミャンマー中部)において、中級公務員を対象にした研修を開催しました。エネルギー省、労働省、財務省などの中央省庁から選抜された20名が参加しました。
初日にはチョー・トゥー総裁(ミャンマー連邦公務院)による開会挨拶に続いて、当財団の髙木理事長が挨拶し、財団のミャンマー事業の歴史や事業内容、事業目的等について説明しました。 今回の中級公務員を対象とした組織マネジメント研修では、「中級公務員の責務」「コミュニケーション能力」「組織マネジメント概論」「リーダーシップ」「人材育成」などの組織マネジメントに関連する課題に加え、「グッドガバナンス」その中でも公共部門管理に注目し、公務員倫理について講義を行いました。日本の事例を用いて、ミャンマーとの比較などを行ったことから、議論は大変活発で興味深いものとなりました。
ミャンマー連邦公務員視察研修団が訪日しました
今回は、過去の幹部研修参加者の中から15名を選抜し、2014年8月24日から5日間の日程で日本への視察研修団として受け入れ、日本における組織マネジメント論やその事例などについて学ぶ機会を提供しました。(訪問都市:東京・埼玉・広島・大阪・兵庫) 東京では、2014年5月に新設された内閣官房内閣人事局を訪問し、従来の公務員人事制度や省庁横断型の人事制度について講義を受けました。また、人事院研修所(埼玉県入間市)を訪問し、人事院における人材育成及び研修制度に関する説明を受け、施設を見学しました。
東京での研修に続いて、まず広島平和記念公園を訪問し、広島平和記念館を視察しました。次に、広島市庁舎を訪問し、日本の地方公務員制度、広島市における採用過程、その後のキャリア、人材育成・研修制度ついて説明を受けました。その後、大阪大学でガバナンスと経済発展に関する講義を受けるとともに、ワークショップを開催しました。また、人と防災未来センターにおいて、公務員を対象とした危機管理マネジメント研修の概要などについて説明を受けました。

ミャンマーの局長級公務員を対象とした組織マネジメント向上研修を行いました
局長級公務員を対象にした研修を11月24日から5日間の日程で、ネピドーで開催しました。各省から選抜された15名が参加しました。  初日にはKyaw Thu長官(ミャンマー連邦公務院)による開会挨拶に続き、事業担当者から当財団のミャンマー事業の歴史や事業内容、事業目的等について説明がなされました。研修参加者は「上級幹部の責務(部下の評価)」「コミュニケーション能力(部下の動機づけ)」「組織マネジメント概論」「リーダーシップ」「人材育成」などの組織マネジメントに関連する講義に加え、日本の公務員制度から見るグッドガバナンスついて学びました。
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過去3年間の研修参加者を対象とした総括研修を開催しました
本事業は、ミャンマー行政機関の幹部に対し、組織マネジメント力を向上させるための研修を通じて、日本をはじめアジア各国の知識や経験を学ぶ機会を提供し、同国の発展に寄与する人材を育成することを目的として3年事業として実施されてきました。2012年度から本年度まで、局長級公務員研修(45名参加)および中級幹部公務員研修(100名参加)を毎年1回ずつ開催し、さらにその中から45名の研修生を選抜して日本に招へいしました。  1月13日から4日間の日程で、過去3年間の参加者を対象とし、講義内容の復習と応用、ネットワーキングを目的として、総括研修を開催しました。
総括研修では、参加者を局長級と中級に分け、それぞれが2日ずつの日程で、「リーダーシップ」「人材育成」「組織とコミュニケーション能力」などの組織マネジメントに関連する講義を振り返り、それらの知識を反映した具体的政策立案を想定した演習、グループ発表を行いました。最終日には、局長級公務員と中級公務員合同の閉会式を執り行い、Than Tun副長官(ミャンマー連邦公務院)および当財団菅井常務理事の閉会挨拶に続き、参加者に修了書を授与しました。その後、総括レセプションを開催しました。
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