事業紹介

笹川汎アジア基金
カンボジア救急救命基盤整備
事業形態 自主/委託
事業実施者名
自主:
笹川平和財団
委託:
国家テロ対策委員会(SNCTC)基盤保護局サービス調整部(カンボジア)
事業方針・ガイドライン 3. 重点地域への支援
3.1 CLMV諸国等への支援
実施年度 2011年度
実施年度事業費 4,000,000円
実施年数 1年継続事業の1年目(1/1)
OJTの実施
2012年1月9日から13日の間、昨年11月のワークショップに参加した訓練生を対象として、教育訓練内容の理解度および救急現場での実践度を評価するためのOJTを実施しました。このOJTのために、ワークショップにご支援をいただいた中山講師と五十仁氏を派遣しました。OJTでは、日本人専門家2名が、プノンペン、シアヌークビルおよびシェムリアップなど各地の病院や警察などを巡回して、訓練生の救急隊員としてのレベルを評価判定しました。

訓練生を評価するために、安全運行に関する意識変化を確認するための自己運転評価(アンケート)の実施にくわえて、車両整備と安全走行の実技試験を行いました。実施にあたっては、各種資機材を使用して科学的に評価判定することに努めました。このため、①ドライビングレコーダー、②デジタルカメラ、③速度測定装置、④GPSロガー、⑤唾液から判断するストレスチェック器具、⑥心拍数記録装置を使いました。

①~④の機材は救急車に取り付けて、救急チームの走行中の行動を記録しました。救急患者が発生したとの想定で模擬出動を指示し、日本人専門家が同乗して安全走行の状況を観察するとともに、緊急走行(サイレンを鳴らしながら走行)の様子を記録画像から確認しました。⑤と⑥は、ドライバーの生理的な危険に対する認知と対応を科学的に評価するためのもので、緊急走行前と後のストレス度と心拍数を測定しました。ストレス度の判定は、緊急走行がどのような心理的圧迫をドライバーに与えているかを理解することを目的にしており、先進国の緊急車両運行訓練では良く使われている方法です。

OJTを通じて、ワークショップの教育訓練の内容についてはおおむね理解されていることが確認できました。また、安全走行に関する自己運転評価の結果から、ドライバーがワークショップ受講以前よりも迅速かつ安全に救急車を運転していることが明らかになりました。なお、試験中に確認された欠点については、日本人専門家より指摘し、特に危険な運転走行については注意喚起して改善を促しました。
自己運転評価の記入(アンケート調査:左)、救急車の安全誘導(実技試験:右)
ドライビングレコーダー・GPSの取り付け(左)、出動時の安全走行(実技試験:右)
唾液から判断するストレスチェック(左)、ドライバーの心拍数のチェック(右)
事業成果

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