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1999-2000年度の刊行物

『21世紀への日中共同の挑戦』
− 歴史認識・台湾問題・日中友好の核心


笹川日中友好基金 99年度事業 「日中安全保障研究交流準備」成果物
(社)アジアフォーラム・ジャパン発行

 隣国同士のつきあいは重要であり、かつ、難しい。
 20世紀後半の日中友好関係は日中双方の戦争体験世代が、様々な困難を克服する中で、全人格的な信頼関係を築き上げながら維持してきた。しかし、そうした戦争体験世代は、次々に現役を去りつつある。
 21世紀には戦争未体験世代が日中両国で主流となる。
 こうした世代交代期にある今、日中関係においては、隣国であるがゆえの困難さが現れてきている。その困難とは、国が近いがゆえに相手国のマスコミ報道に対して過剰反応する傾向があることである。
 今年の日中関係も様々な政治的摩擦が発生する可能性がある。しかし、一時的波風に妨げられることなく、新しい世代に日中友好の松明の火を継承していかなければならない。そのためには、「戦争未体験世代の視点で考える」「最重大問題を直視する」「日中両国国益を踏まえた戦略的確度から考える」「日中共同で対処する方策を考える」という作業の中で、日中友好関係の核心部分としての全人格的信頼関係を戦争未体験世代の中に形成していくべきである。
 この報告書は、そうした努力の第一歩として、新世代の交流の前提として考えておくべき問題である歴史認識問題の対応方法を中心に書かれたものである。その上で、2000年の日中関係の重要問題になる可能性がある台湾問題等にも付言している。

(報告書前書きから)


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