
社会科学文献出版社(北京)発行、2008年
「中日交流三十年の総括---中日交流三十年(1978〜2008)」事業の成果物
日本と中国が平和友好条約を結んだのは1978年でした。それは中国政府が改革開放へと政策転換した年でもありました。以来、30年。中国側のドラスティックな社会変革と驚異的な経済成長とともに、日中間では想像できなかったほどに人、モノ、カネが行き交うようになりました。
しかし、そうした交流量の急増は日中間に不協和音も生みだしました。たとえば、1980年代には華々しい友好イベントの陰で、教科書問題を発端に歴史認識が問題化しました。1990年代には双方で一部ナショナリズムが高揚する時期がありました。2000年代には「政冷経熱」といわれた時期もありました。
では、はたして中国側から見たとき、この30年の日中関係はどうみえているのでしょうか。それはわたしたち日本人の見方とどこが異なっているのでしょうか。
本書は、中国社会科学院や北京大学などに属する中国第一線の研究者たちが、この30年間のできごとを政治、経済、文化教育・民間交流の各分野にわたって多面的かつ網羅的に叙述したものです。これからの日中関係を構想するうえで、30年を回顧した中国側資料として貴重な書籍といえます。
(中国語、全3巻、合計約1,060ページ)