PROJECTS
事業の概要


多様性の中の共存と繁栄を求めて

「いま、世界が必要としている」問題解決に向けて

 笹川平和財団(SPF)は、1986年9月、日本財団(財団法人日本船舶振興会)およびモーターボート競走業界からの拠出金により設立されました。「人類の福祉と健全な国際社会の発展に寄与し、もって世界の平和に貢献すること」を目的に、グローバルな視点に立ち、国際的な公益活動を行う民間非営利組織です。
 世界の協調と平和のために、具体的に何ができるのかを念頭におき、SPFは、日本と各国・各地域が抱える諸問題を世界的な視野でとらえ、より広い立場から考える努力をしてきました。
 SPFの活動の特長は、民間組織であることを活かした先駆性と、焦点を明確にした事業展開にあります。刻々と変わりゆく国際情勢に柔軟に対応し、政府や企業とは異なった立場から、「いま、世界が必要としている」問題解決に取り組んできました。

「世の中をよくする方法を考える組織」として

 時代とともに変化する部分があると同時に、設立以来SPFが堅持している手法もあります。それは、助成事業と並行して、自主事業も行うことです。
 これは、SPFが「世の中をよくする組織」ではなく、「世の中をよくする方法を考える組織」である、という理念と密接に関連しています。民間組織として、自由な立場から独自の判断をもって公益活動を行うことのできるSPFの比較優位は、さまざまな国際対話の「場」の提供、それも二者よりは多者による構成を選択することにあります。このうえで、助成・自主両事業の組み合わせが最も効果的であることを、私たちは過去の経験から学んできました。
 さらに、自らが事業を企画・実施することは、職員のプロフェッショナリズムを高め、助成事業の質を高めることにつながるとSPFは考えます。

志を同じくする世界の民間公益団体とともに

 SPFは、固有の社会科学領域よりは学際的アプローチを、二国間関係よりは多国間関係を、純粋な学術研究よりは政策提言的研究を、そして観察者よりは参加者としての立場を重視してきました。「異文明間の対話の試み」「民間非営利活動の機能強化と社会装置化」「東アジアの再生と経験の移転」などといったSPFの関心領域は、そうした立場から選択されたものです。
 SPFの事業は、上記のような問題領域からのアプローチを行う「一般事業」と、対象地域を限定した「特定基金事業」の2つの事業分野から構成されます。いずれも、志を同じくする世界各国の民間公益団体との協調行動・共同作業を重視しています。
 このように、一般・特定基金事業、自主・助成事業を組み合わせた「立体的なアプローチ」により、SPFの活動は、一層充実した成果をもたらしています。


一般事業 特定基金事業




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