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日中若手歴史研究者会議/フェーズII
■9,600,000 円 [ 自主 ]
■笹川平和財団
近年、日中両国が歴史認識をめぐり外交的な対立を繰り返したことにより、両国民間の信頼関係は著しく傷ついた。この問題は、東アジア地域の歴史学の研究と教育にも影響を与え、さらに米国にも波及し世界規模に発展しつつある。当基金は2001年より5年間「日中若手歴史研究者会議」を実施し、日中両国の歴史研究者間の対話を試みた。そして、その成果を『国境を越える歴史認識』(日本語版/東京大学出版会、中国語版/中国社会科学文献出版社)として日中両国で同時出版し両国で高い評価を得たが、大陸系中国人研究者が執筆に参加しなかった点で課題を残した。また欧米では日中歴史問題に関する情報が不足し誤解も少なくないことから、欧米向けの日中歴史問題の紹介・情報発信が期待されている。フェーズIIでは、大陸系中国人学者を加えた形で日中近現代史に関する研究会を開催し、その成果を研究年報として日中両言語で発行する。また『国境を越える歴史認識』の英語版出版のための翻訳作業を行う。
事業の初年度として、以下の活動を実施する。
- 日中歴史研究者対話会議の開催(年5回、於日本)
日本人学者、海外在住中国人学者、大陸系中国人学者で対話を行い、日中近現代史の整理作業を行う。
- 研究年報発行
(1)編集者:劉傑/早稲田大学教授、楊大慶/ジョージ・ワシントン大学准教授
(2)年報内容:戦後の日中関係、戦後処理と脱植民地化、日中の研究状況の整理と紹介
(3)執筆計画:人選・執筆依頼(2007年4月)、初稿提出(2007年8月)、発行(2008年3月)
(4)執筆予定者:日本人、大陸系中国人、海外系中国人の研究者各5名、合計15名
- 『国境を越える歴史認識』原稿の英語翻訳(2008年度に刊行予定)
(1)出版元:ハーバード大学燕京出版社
(2)翻訳者:楊大慶、ジョシュア.A.フォーゲル/カリフォルニア大学教授等の若手研究者
(3)翻訳監修:英語版読者の立場を考慮して、英語圏の先行研究で不十分だった部分を追加する
- 事業遂行に関わる情報収集
日中米の協力者との打合せや、日中歴史問題に関する情報収集などを行う。
(3年継続事業の1年目)
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