最近はやりの言葉の1つで、もともとは読んで字のごとく網の目のようなつながり。放送網などを指す用語として使われてきた。それが仲間の集まりとか、連携組織のような意味から、さらにはそれを通じての情報交換が手段から目的とみなされるものまで、広範な意味で使われている。時と場合によっていろいろな定義が可能であるが、「それぞれ確立した「個」が互いの違いを認識しあいながらも、相互依存関係で自発的に結びついたもので、ある種の緊張を伴う関係の中で意味と価値を作り出していくプロセス」(金子)「ネットワークは水平的に機能する。その中心はどこにでも存在し、周辺は存在しない。ネットワーキングとは、自立した、たいていは小さなグループが、平等な立場で結ばれ、知識を交換し、連帯関係を遵守し、ともに統一活動に参加し、あるいは異なった場所で同時に行動を起こすことを意味する。ネットワークで結ばれた組織は、外部の権威に指導されるのではなく、自らの内発的な力によって動く。ネットワークは従来の組織や制度と違って(中略)競合的ではなく、協調的であり、コミュニケーションをその本質にしている」(Nerfin)というのが一般的なそれであろう。
思いもかけない意味や価値が生まれたりするところがミソである。ただし、逆は必ずしも真ならずで、ネットワークさえ作れば何かよいことが生まれるというものではない。ジョージ・ソロシュは彼が旧共産圏で展開している無数の非営利活動相互間にネットワークができていないのではないか、という質問に対して「私の辞書には networking という言葉はない。 not workingというのはある。」と答えた。
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