「ヴォイツェック」日本公演


wyzeck.jpgユーゴスラビア出身の振付家・ダンサーのジョセフ・ナジは、1980年代後半パリの劇場に登場、既成のダンスの概念を大きく打ち破る作品を発表し、フランスのコンテンポラリーダンス界に大きな衝撃をあたえました。そのナジの代表作ともいえる『ヴォイツェック』が今回日本で上演されます。『ヴォイツェック』はドイツの劇作家ビュヒナー(1813-37)の同名の戯曲をベースにしたもので、貧しい兵士のヴォイツェックが内縁の妻マリーの不倫を引き金に、幻想や幻覚に悩まされ、あげくはナイフで惨殺するにいたるという内容です。ヨーロッパでは多くの演出家の手によって舞台上演されると共に、アルバン・ベルクによってオペラ化されるなど、非常に有名な戯曲ですが、これをナジは、全く台詞のないダンス・パフォーマンスとして作り上げました。

現在フランスから次々に生まれる優れた舞台作品は、時代ごとにイタリア、イギリス、ドイツ等の近隣諸国から最新の文化を採り入れ、またアジアやアフリカなどの遠方の文化も柔軟に吸収して、自国の文化の革新や活性化を図ってきた結果です。本公演主催者の「フランス現代演劇の一年 実行委員会」は、ナジの作品をはじめフランスの現代の舞台作品の紹介を企画し、自国の芸術を常に革新して行こうとするフランスの舞台芸術と深く関わってもらうことで、その優れた発想や技法を吸収して日本の舞台芸術に創造的な刺激を与えることを目指します。


ヴォイツェック
作・振付: ジョセフ・ナジ
パフォーマー: イストファン・ビケイ、テネス・デブレイ、ペーター・ゲンザ、フランク・ミケレッティ、ジョセフ・ナジ、ジョゼフ・サルヴァリ、アンリエッタ・ヴァルガ
製作: 国立ブルターニュ・レンヌ劇場/フランス国立オルレアン振付けセンター
日程: 2000年2月9日−13日(日)
12日(土)の公演終了後には、ジョセフ・ナジによるポストトークがあります。
主催: フランス現代演劇の一年 実行委員会
企画制作: 世田谷パブリックシアター
会場: シアタートラム
お問合せ: 世田谷パブリックシアター(03-5432-1526)


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